私達の仕事
◼設計(基本計画・基本設計・実施設計・申請書類作成等)
◼工事監理(図面通りに現場が進んでいるかの確認)
◼外構デザイン・インテリアデザイン・家具、照明デザイン
◼アイアン小物デザイン、制作
◼デザインコンサルティング
◼不動産部門(マンション管理)
◼Cafe部門 (Cafe経営)
スタッフ
金田博道建築研究所 株式会社
所長 金田 博道
井村 健太
高橋 誠治
ディレクター 島畑 知可子
Archi J cafe
代表 金田 さなえ
「家を建てたい!」と思ったら
家を建てよう!と思ったら雑誌やネットで調べたり、まずは住宅展示場に行くと聞きました。流行りの
デザイン、最新設備を備えたモデル住宅。至れり尽くせりの営業マン。。。担当営業の人柄でここに
決めました!という方も少なくないのでは。。。。何を隠そう、わたしも某○○ホームさんに2年間
勤めた経験があるのです。デザイナー採用としてでしたが、大勢の中途採用の営業マンと一緒に静岡の
研修所に何日も泊まり込み、心理学を学んだプロの講師から、びっちりマニュアルを暗記させられたこと
を覚えています。ハウスメーカーには、ハウスメーカーの良さがあります。
着工棟数多さと独自の工法というのもその一つですね。メーカーが商品という形で数種類のデザイン
バリエーションの住宅を開発(設計)します。そしてディーラーの営業マンがお客様の要望に合わせ少し
プランに手を加え、事務の女性がCADを入力して設計図が完成します。
ある程度決まった材料と工法なので、製図や見積もりには、さほど時間がかかりません。見積もりは積算
部、確認申請は設計部、工事監理は工事部、カーテン照明はコーディネーター。。と分業化されています。
メーカーが、お金と時間をかけて研究開発した独自の工法は、多くの経験から改善されて優れた商品(住宅)
も多いと思います。平坦な四角の土地に、あまり手を加えないプランが合えば、メーカーの設計者の意図が
損なわれないと思います。ちなみにハウスメーカーの住宅に窓が多いのは、土地の条件に商品(住宅)が合
わせやすいように(どの方向に道路が来ても良いように)しているんですよ。と当時教えてもらいました。
工務店さんに依頼
次に工務店さんにお願いする方法。工務店さんにも自社設計だけの建物を建てる会社(設計施工)と、
自社設計の工事もするけれど、設計事務所が作った図面を元に工事の仕事を受ける会社と分かれます。
(わたしたちは、後者の工務店さんにお願いすることになります。)
工務店さんにはそれぞれ特徴がありますので、コンクリート造が得意とか、和の建築が得意とか、人材や
工場、経験値なども様々です。また資材もここのメーカのものは安く手に入る。。。など同じ仕様でも価格
に違いが出てきます。
個人的な感想ですが、設計事務所の設計したものを工事する会社は、自社設計だけの工務店さんよりクオリティ
が高いと思います。お世話になっている工務店の会長は「設計事務所の設計した建物を施工するには、設計者
以上の知識がなければ具現化出来ない!」とまで言っています。こうゆう工務店さんは技術力が高いですね。
末永くお付き合いしたいです。
それから工務店さんの中には、「デザインや技術が鎖国状態にならないように、年に何件かだけ設計事務所の
仕事をしています。」という会社もあります。そうゆう工務店さんもデザイン力もあり、自社設計で工務店の
特色を活かしてくれるので、ローコストに押さえたい方にはお薦めだと思います。
ただし、設計も施工も両方一つの会社となれば、どうしても全体の利益のことを第一に考える事になるでしょう。
設計事務所に依頼
「設計事務所は敷居が高い」「斬新になる」、、というイメージを持っている方も少なくはないのでは。。。
また「希望通りにならなかったらどうしよう」「設計者と合わなかったら」など不安に思うことも
ありますよね。設計料を支払った上にセンスの悪い建物になっては、踏んだり蹴ったりですからね。
設計事務所に依頼して進める場合のポイントは、「いかに自分たちに合った設計者に依頼するか」この一点
だけだと思います!設計者の知識やデザイン力はもちろん、どこに力を入れているのか、どうゆう建物が得意
なのかがわかれています。たとえば、木造・RC造が得意とか、狭小住宅、ローコスト住宅、エネルギー消費
を小さくする住宅が得意とか、そしてそのレベルもまちまちです。一番いいのは、その設計事務所で建てた住宅
を実際に見て、お住まいの方に直接聞いてみることが確実だと思います。完成見学会も参考になりますが、アフ
ターや「住んでみて実際の所どうなの。。。」ということが本当は大切ですからね。
金田事務所はどうなの?
私のところにいらっしゃるクライアントは、わたしたちが設計した住宅にお住まいの方からのご紹介が多いの
です。またホームページを見ていらっしゃる方も、ブログや竣工写真を見て、相当他と比較されているよう
ですが、一度は竣工した住宅や工事中の住宅をご覧いただいております。今年で14年経つ我が家はいつでも
見学できます。(前もってお知らせいただければ、念入りに掃除をしておきます!)新築とは違った年季の入
った空間をご覧ください。
わたしたちの目指す住宅は、「時代に流されず、時間が建つほど味わいの出る住宅」です。プラスティックや
ビニール系の新素材を多用した住宅、既製品をたくさん使う住宅は、コストが押さえられ工期も短縮できます。
そういう家は完成時が一番美しくて、経年変化とともに劣化してゆくと考えています。また大量生産されたもの
を使うわけですから同じような家が他にもたくさんあることになります。設計というよりは、部材をコーディー
ネートをした住宅ですね。塗り壁の子供の落書きが思い出になったり、無垢材の木の色が徐々に変化していった
り、革製品のように使い込むほど味わいがでてくるようなそんな心地よさをわたしたちは目指しています。
ここで設計事務所の仕事内容をご説明します。大きくは2つで、
[設計]・・・・・デザインや機能を考えて設計図をつくることと(基本計画、基本設計、実施設計)
[設計監理]・・・工事中に図面通りに出来ているかを確認することです。
設計図面が出来上がったら、設計は完了と考える方が多いと聞きました。実際のところ、わたしたちは完成間際
まで設計をし続けるのです。。。(工務店さんからは、評判が悪いようですが。。)
ゼネコンの設計部時代ではありえないことなのですが、こと住宅設計ではそれが一番いい進め方だと考えています。
ですので金田事務所の基本設計図だけをもとに、設計監理をしないで建ててしまうと似て非なる建物になることも
あるのです。
わたしたちは図面以外にもスケッチと模型を作成します。それもものすごい数を。。。
模型やスケッチは何個作りますとか何枚描きますとかはありません。クライアントにお見せしないものもたくさん
あるのです。きれいにCADで書いた図面だけが設計図だとは考えていません。そして、わたしたちも納得したも
のを、時間の許す限り考え続けご提案致します。
また、わたしたちは小さい事務所ですので、担当者任せになることはありません。
すべての物件私が設計してます。そしてスタッフもすべての物件に何らかの形で参加するのです。
会社が大きくなると、最初のプランをつくったら後の実施設計は担当スタッフが引き継ぐというスタイルに
なりがちです。ですのでわたしたちは年間の竣工件数は少なくいのですが、一軒一軒時間をかけて設計しています。
私が独立する理由の一つもそこでした。流れ作業でクリエイティブなことはできませんよね。
一生に一度の人生最大の買い物です。たっぷりと時間をかける価値は大いにあるのではないでしょうか。
(検討に作成する模型は紙で作るのです。住宅が完成する頃にはボロボロになってしまうのですが愛着も
ありますので、わたしたちが大事に保管しています。1階のCAFEに並べてありますので、どうぞご覧になっ
てください。)
他の設計事務所との違いは?
他の設計事務所との違いは、デザインがパターン化されていないというところが挙げられると思います。
モダンなものもあれば山小屋風のもの、斬新なものから伝統的なデザイン、多種多様なデザインの建物を
造り続けてきました。わたしが特定の建築家に師事したことがないせいもあります。
デザインは単純にこんな形が素敵だから、好きだから、、、という決め方はしないのです。外観しかり
周りの環境や機能によって決まることがほとんどです。デザインも機能の内という考え方もありますが同感です。
また、わたしたちは注文住宅には設計士の著作権はないと考えています。なぜならば、いつもクライアントと
一緒に考えているのですから、大雑把に言うと設計士半分、クライアント半分ということだと思うのです。
稀に「全ておまかせします!」ということもありますが、それでもクライアントに「こんな感じはいかがでしょ
うか?」と聞くわけですからね。そのうようなわけで、Worksの住宅を見てもさまざまなのです。
ただし「品の良さ」「美しさ」という点では、どの建物にも共通していると自負しています。
仕 事
わたしの好きな「日本でいちばん大切にしたい会社」という素晴らしい会社を紹介している本があります。
その中の一説に強く心を打たれました。「幸福とは、①人に愛されること、②人にほめられること、
③人の役に立つこと、そして④人に必要とされることです。そして①以外の3つの幸福は働くことに
よって得られるのです。」
会社自身もそうでなければならないと思います。わたしたちは人に愛される会社を目指します。
当社の社是は 『 誠 実 』です。
設計事務所に社是? なんて思われるかもしれませんが、わたしたちは好きなことをして、喜んでいただいて
お金までいただいています。その対価に見合う仕事を「誠実」に提供したいと考えています。
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わたしたちは、設計という労働、それ自体が最も純粋で激しい情熱をかきたてる楽しみとなっています
わたしたちは、自分の作るものに情熱を傾けています。
その仕事にどのくらいの日数を要したかは問題ではありません。
わたしたちがその作品に商品価値を与えたときではなく、かなり満足できる程度に完成したときに
やっとその仕事から開放されるのだと思います。
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「わたしたちは建物づくりを通して、クライアントはもちろん建設に携わったみんなが幸せになるために
仕事をしています。」